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今年の猛暑
「統計データのある過去113年の中で一番暑い夏だった」とか,気象庁の異常気象分析検討会が「30年に一度の異常気象」との見解を発表したとか,連日の新聞をにぎわしていますが,我が家では深刻な問題です.

大西家では『野菜は買わない』という大西ルールがあるのですが,畑で野菜が育たないのです.この時期,通常は夏野菜が終わり,秋野菜が育ち始めるはずなのですが,連日の暑さでほとんどの種が発芽せず.発芽しても土が乾いてすぐに枯れてしまいます.

今は夏野菜の延長でトマトやキュウリ,ナスが大量に収穫でき,冷蔵庫に入らず食べるのに困るほどですが,1ヶ月後を考えると何も採れるものがないのです.保存しているものを見ても,玉ねぎは大丈夫そうですがジャガイモはカビが生えてしまって無理そう.夏野菜はそんなにも保存がききません.畑で成長していて1カ月後に食べられそうなものと言えばサツマイモと山芋,ゴボウくらいです.これで9月10月を生き延びることができれば,小松菜などの葉ものが育っているはずなのですが…今は育たず,先行き不透明です.

この暑さから想像すると,秋が短く寒い冬になってしまうのでしょうが,これまた冬を越すための野菜がなくなってしまいます.江戸時代には天明,天保の大飢饉がありましたが,大西家ではそれに継ぐ,平成の大飢饉になる可能性があります.

大飢饉を乗り切る方法として教科書に載っている吉宗や定信のように,なんとか生き延びれるような大西家の政策を打ちつつ,毎日畑を耕して頑張っております.(2010/9/4)

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